自殺対策の「GKB47」なるフレーズ 省略しなければそこそこ良いのに
内閣府が3月の自殺対策強化月間のキャッチフレーズに決めた「あなたもGKB47宣言!」が不謹慎と批判されている。
GKBだなんてゴキブリを連想させはしないか?
野田総理も「私も率直に言って違和感を感じた」と首をかしげている。
どうしてこうなった。
まず、「GKB」とはGateKeeper Basicの略だそうだ。
「47」は都道府県の数のこと。
正直、「ゲートキーパーベーシック」だけ聞けば、結構カッコいいとも思える。
それを無理に略語にして、AKB人気にあやかろうなどと考えるから非難が出てくるのだ。
自殺防止の機運を高めるために、老若男女が受け入れやすいキャッチフレーズは必要なのはわかる。
しかし、自殺するほど悩んでいる人の気持ちを汲み取って考えられたとは思えない。
略語とは自分から言い出すものではなく、人気が出て話題になり自然と誰かが親しみを込めて言うもの。
今回も「ゲートキーパーベーシック」と打ち出せば、マスコミ側が自然と略称をつけてくれたのではないか?